Season’s Greetings

早いもので今年も残すところあと僅かとなりました。クリスマスをお祝いする習慣のある方々にとってはワクワクする季節ですね。

海外から日本に来て日本語を学んでいる生徒さん達にクリスマスへの想いを語って頂くと実に様々です。殆どの方がクリスマスには自国に帰り、家族と過ごすので、12月に入るとワクワクソワソワで勉強に集中出来なくなります(笑) 1年の同じ時期に同じ場所に帰るという習慣はいいものですね。日本人にとってのお正月のように。

クリスマスと言えば、ツリーについての話も良く出ます。(最近では日本でも本物のモミの木を良く見かけますが、)欧米人にとっては本物のモミの木の”匂い”でクリスマスを感じる方が多いようです。時々日本のデパートや大型商業施設などの本物のモミの木の近くに 行って、”クリスマスの匂い🎄”を楽しんでいるそうですよ。

日本で一般的なニセモノのツリーは安っぽい印象は否めませんが、環境面ではいいですよね。アメリカなどでは毎年ものすごい数のモミの木が切り出されるわけが、モミの木農園は一大産業です。

モミの木を買ってきたら、生木を固定するのに水を張ったバケツに巨大なクギみたいなものが入っていて、そこにグサッと木を刺し、廻りからボルトで固定🔩していくので、子供心に”木が可愛そうだ”と思ったと知人が話してくれました。日本の生け花の剣山の巨大バージョンといったところでしょうか。

クリスマスが終わるとツリーは処理業者が回収していきますが、家の外のゴミ置場に無造作に捨てられるツリーを見るのもちょっと悲しいものがあります。

クリスマスと言えばクリスマスカードについても一言。日本の年賀状と同じく写真付きのプリントされたものが多くなりましたが、(若い人はもうSNSのみ?)なかなか会えない友人やお世話になった人に1年の出来事を丁寧に書いてある場合もあります。そんな時、どんなに辛い事があった場合でも最後はポジティブに締めくくられているのが印象的です。例えば大切な人を亡くした場合でも、”その困難を乗り越えるために残された家族の絆が一層深まった”などなど。

日本でも”終わりよければ全て良し”と言いますものね。私たちも一年をポジティブにに締め括って、明るく新年を迎えたいものです。

さてLingo Instituteは12/24から1/3まで冬休みを頂きます。皆さまには2018年も大変お世話になり感謝の気持ちでいっぱいです。どうぞお身体を大切になさって、楽しい年末年始をお過ごし下さいませ。