Back to school 🏫
夏休みも終わり、学生の皆さんは新学期が始まりましたね。うまく気持ちは切り替わりましたか?
前々回のブログで、キッズコースのティーチング フィロソフィーについてお話ししましたが、今回は中高生のレッスンについてお話ししようと思います。
英会話スクールというと、どうしても幼児教育から小学生くらいまでの”お稽古事”か大人の方の”教養のため”や、お仕事で英語を使う方の”ビジネス対策”のイメージが強いようで、中学生、高校生、大学生の生徒さんの数は実際に少ないのが現状です。
特に中高生はというと、大学受験準備の為に塾や予備校には通うものの、”英会話スクール”というと何か軽いイメージで、余暇に会話を楽しむものという感覚があるのではないでしょうか。
リンゴ インスティテュートが提供する中高生向けのレッスンはそんなイメージとは全く異なります。学校や塾での勉強では”圧倒的に不足している部分”にフォーカスを当てています。それは「英語で自分の意見を建設的に述べる機会を提供する」ことです。
レッスンではこの目的に最適な市販のテキストを使用しています。学生達にモニターして実際に興味が持てるトピックが題材として取り上げられており、リーディングやディスカッション、ライティングをバランス良く取り入れたテキストです。欧米では幼少期から叩き込まれる”*CRITICAL THINKING”をベースとしてデザインされています。(*批判的思考(ひはんてきしこう)またクリティカル・シンキング(英: critical thinking)とは、あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適解に辿り着くための思考方法である。批判の定義については論者によって異なるが、共通的には、単に否定的になるのではなく、自身の論理構成や内容について内省することを意味する。21世紀に入り、批判的思考を教育カリキュラムに取り込む動きがある。by ウィキペディア)
それでは実際のレッスンの様子を順を追ってご紹介しましょう。
❶ 本文を読む前にPre-Reading section でトピックについてのブレインストーミングをしながら長文に出てくる語彙を予め確認しておきます。また、本文をロジカルに理解できるよう本文の構成を整理するお手伝いをします。
❷長文を読んでいきます。それぞれのパッセージには日々の会話に頻出する熟語や言い回しが出てきますので、その都度確認します。
設問に答えながらトピックについての理解を深めていきます。
また、文章の骨子やポイントが一目で分かるようにまとめます。
❸いよいよDiscussion です。様々な角度からトピックについての意見交換が出来るよう、設問が用意されています。
慣れないうちはサンプルオピニオンも用意されているので参考にします。
Discussion の最中はクラスメイト(または教師)の発言を書き留める練習もします。話すだけではなく、リスニングの力も身につきます。
❹宿題として簡単なエッセイ ライティングの訓練をします。ワークブックの手引きに従うと、書きたい骨子を簡素にまとめる事が出来るようデザインされています。欧米流のエッセイライティングのルールが身につき、将来的に論文を書いたり、プレゼンをしたりする際に大変役に立ちます。
また、次のレッスンの冒頭で教師と書いたエッセイについて口頭でやり取りしますのでここでも話す能力が身につきます。
以上、中高生向けレッスンの一例をご紹介しました。(*中高生でこういったレッスンを受けるには小学生のうちからキッズコースで英語の基礎知識が入っている事が前提となります。) こうした訓練を積み重ねていくと、大学入試や資格試験、はたまた留学のために特別な準備を焦ってする必要はありません。日常的に建設的に物事を考え、最終的に何らかの解決策や結論を出すトレーニングは将来様々な場面で役に立つ事でしょう。